木樽かステンレスか,ワインの気になるお話
今日はちょっと気になるワインのお話です。(長文です。)
ワインを発酵熟成する時使う容器は
ステンレス容器
と
木樽
の2種類あります。
一般的にステンレスは密閉性がよく外気の影響を受けにくいので管理が容易で同一品質のワインが出来ます。
それとタンクは繰り返し使えて環境にもいいです。
ちなみに樽は3年が寿命みたいです。
いいことづくめのようですが、反面特徴のあるワインが出来にくいです。
木樽で仕込んだ場合、木の雑菌や香りで複雑な味と香りのワインが出来ます。
でも外気や管理によって品質にバラツキが生まれます。
どちらが良いかは飲み手の選択になります。
白のように軽めにはステンレス、赤は香り重視で樽と言われています。
ここからは最近入荷したワインを紹介します。
ミスティファイド 2019年
米/カルフォルニア産
ブドウ品種はジンファンデルとカベルネソービニヨン
カルフォルニアワインと言えば一時は安かったのですが、最近は品質も良くなり高級ワインとして認められるようになりました。
今日の話の木樽熟成のワインです。
味は濃厚ですが一番の特徴はその香り、
樽香が濃厚さを生んでいるような果実香を感じ、ワイン本来の酸味もしっかり味わえる1本です。
樽熟成とはこんな風になると言う見本みたいなワインです。
是非飲んでいただければと思います。