11月はワイン愛好家にとっては特別な月です。
ボジョレーヌーボーは11月の第三木曜日に解禁されます。
今年は11月17日です。
今年はどんなヌーボーがやってくるのでしょうか。
予想してみました。
ワインは天候に左右されるもの。
昨年は霜にやられたりとたいへんな年でした。
今年のブルゴーニュ地方は、霜もなく天候も安定しているとのこと。
そして気温は高めで雨も少ないようです。
雨が少ないってことは、ブドウの水分も少なめていう事。
気温高め、
雨少ない、
天候よし、
もしかして期待できそうですね。
過去の例からして、
風味豊かでバランスの取れたワインが予想できます。
11月17日が待ち遠しいですね。
今日はこちらのワインを紹介します。
アンクル・ジン
以前紹介したカルフォルニアワインの味が忘れられず、ならば他の国をと探していたら、あるもんですね。
同じ品種のジンファンデルを使ったイタリア産です。
ジンファンデルと言えばコクのあるワインが出来る品種ですが、
このワインは、ブドウを更に干して水分を飛ばして発酵させたもの。
これをアパシメントと言います。
干しブドウは甘いイメージがありますが、発酵の段階で糖分はアルコールに変わるので辛口になります。
飲んでみましたが、
コルクを抜くなり濃厚な香りが漂ってきます。
味も活気があり濃いめです。
糖分が多い分アルコールが少し高めになるようで、まろやかさも感じられます。
恐るべしジンファンデルです。
ボジョレーヌーボの解禁までもう少しですが、その前に真逆の位置にあるワインなどいかがでしょうか。
今日はちょっと気になるワインのお話です。(長文です。)
ワインを発酵熟成する時使う容器は
ステンレス容器
と
木樽
の2種類あります。
一般的にステンレスは密閉性がよく外気の影響を受けにくいので管理が容易で同一品質のワインが出来ます。
それとタンクは繰り返し使えて環境にもいいです。
ちなみに樽は3年が寿命みたいです。
いいことづくめのようですが、反面特徴のあるワインが出来にくいです。
木樽で仕込んだ場合、木の雑菌や香りで複雑な味と香りのワインが出来ます。
でも外気や管理によって品質にバラツキが生まれます。
どちらが良いかは飲み手の選択になります。
白のように軽めにはステンレス、赤は香り重視で樽と言われています。
ここからは最近入荷したワインを紹介します。
ミスティファイド 2019年
米/カルフォルニア産
ブドウ品種はジンファンデルとカベルネソービニヨン
カルフォルニアワインと言えば一時は安かったのですが、最近は品質も良くなり高級ワインとして認められるようになりました。
今日の話の木樽熟成のワインです。
味は濃厚ですが一番の特徴はその香り、
樽香が濃厚さを生んでいるような果実香を感じ、ワイン本来の酸味もしっかり味わえる1本です。
樽熟成とはこんな風になると言う見本みたいなワインです。
是非飲んでいただければと思います。